日本人の給料はなぜ上がらないのか?世界と日本の差。
こんにちは!!
つみたてNISA / ジュニアNISA / 米国ETF
不動産投資COZUCHI / ビットコイン に投資中。
資産形成のためにFP3級を取得。

mee です。
今回は「日本人の給料はなぜ上がらないのか?世界と日本の差」についてお話ししたいと思います。
日本の給料は20年間変わっていない
日本はGDPが世界第3位の経済大国として知られています。

GDP(ジーディーピー)ってなに??

国内の経済活動で新たな価値をどのくらい生み出してるか表す数字だよ!

例えば、50円でモノを仕入れて加工後に100円で販売することができれば
50円という新たな価値を生み出したことになりますよね。
これらを集計したものがGDPだよ。
経済大国と呼ばれる一方で、日本の平均年収はほぼ変わっていません。
そんな日本に対してアメリカは20年間で約2倍の平均年収に上がりました。
そして、お隣の韓国よりも日本は低い数字に下がっています。
いや、下がったというより「他の国が上がっている」のです。
世界の収入ランキング
1位 | アメリカ | 69,392ドル |
2位 | アイスランド | 67,488ドル |
3位 | ルクセンブルク | 65,884ドル |
第3位のルクセンブルク
1人当たりのGDPは117,064ドル
金融業を中心とした強い経済、「お金持ちの国」のイメージです。
人口63万人のルクセンブルクですが、
「63万人」ってパッと想像しにくいかと思います
日本で2番目に人口の少ない都道府県【島根県】が66万人です。
労働人口の5分の1が金融関連の企業に務めていて
1960年代に鉄鋼業から金融業に特化した生産性の高い国へと成長しました。
第2位はアイスランド
1人当たりのGDPは69,422ドル
水産業や観光業、産業を主力としています。

アイルランドの漁師の平均年収は2500万円と聞いたよっ!!
アイスランド付近の海域は世界有数の漁場で、捕れた海産物は全世界に輸出されています。
第1位はアメリカ
1人あたりGDPは69,227ドル
IT産業、工業、金融業と幅広い産業が世界トップクラス。
ランキング1位なのも頷けます。
アメリカは都市部と地方での格差が大きく、ニューヨークなどの都市部は平均年収がさらに高くなります。
日本の平均収入ランキングは?
日本は‥ 22位という結果に。
(日本の一人当たりのGDPは39,301ドル)
2000年から20年間で
韓国はなんと44%も上昇!
一気にランキング19位となり日本を追い抜いていきました。
対して日本は0.4%の上昇にとどまっており「失われた20年」とまで言われているのです。
日本だけが止まり続ける理由は‥
なぜ日本の賃金が上がらないのか?
伸びない経済
2000年 GDP | 2021年 GDP | 上昇率 | |
アメリカ | 10,250,950 | 22,996,075 | 約2.2倍 |
日本 | 4,968,359 | 4,932,556 | ほぼ0倍 (むしろマイナス) |
中国 | 1,205,532 | 17,744,640 | 約15倍 |
韓国 | 576,483 | 1,810,966 | 約3倍 |
ドイツ | 1,948,843 | 4,262,767 | 約2倍 |
上記の数字を見る通り、日本だけ経済がほぼ成長していません。
むしろ、2021年のGDPが下がってしまったので上昇率がマイナスになってしまいました。
経済が成長していない=賃金も上がらない のです。
終身雇用と年功序列賃金
終身雇用制度は、定年まで同一企業で働き続けることができる仕組みです。
安定志向の日本人には安心できる制度ではありますが、成果が給与に反映されづらいデメリットがあります。
そして年功序列賃金も若い人材への年収UPが抑えられます。
アメリカのように若くても成果を出せばどんどん給与が上がっていく(ヘッドハンティングされる)ことも日本ではまだ多くないので
「ひとつの会社でコツコツと。年数で給与はUPするもの」
という考えが根強く、優秀な人材も生まれにくいのではないかと考えます。
まとめ
この状況が今後続けば、日本はさらに他国との差が出るのではないでしょうか?
「日本は先進国だから、大丈夫」とは思えない数字ばかりでした。
日本の企業で働くことが当たり前で育った筆者ですが、
海外で働くことも考えなければ‥と思ってしまいました。
もちろん簡単なことではありませんが、
私の子供たちには、海外での就職も視野に入れることを進めます。
むしろ、あと10年もしないうちに「海外就職」が主流になる日がくるかもしれません‥
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